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クリード チャンプを継ぐ男|原題creed(ROCKY続編)のネタバレと裏話

 

クリード チャンプを継ぐ男(原題:Creed)の裏話をまとめて見ました。ネタバレになるところもあるので、ご了承下さい。

ROCKYの続編となる作品ですが、見方によるとスピンオフという方もされると思います。この映画は様々な伏線やオマージュがあり、過去のシリーズを見た人ならなるほどと思うかもしれません。

 

 

シルベスター・スタローン演じるロッキーと、宿敵であり親友のアポロ・クリード(カール・ウェザース)に隠し子がいたということが物語の始まりとなります。

 

その子供が主人公となるアドニス・クリード

 

ROCY3で、現役最後の試合を負け、さらにロッキーのトレーナーだったミッキーが亡くなり、ボクシングへの自信を失ったロッキーを蘇らせたのが、技術のすべてを教えたアポロ・クリードとなります。

この、最後のシーンは二人きりの3度目の対戦、両者の拳が重なり合うシーンで終わっています。

そして、ROCY4でアポロ・クリードはドラゴ相手に戦うも、一方的にやられて、試合を止めようとするロッキーを拒否し、その意志を感じ続行、リングで帰らる人となってしまいました。

この時、アポロ夫婦には子供はいなかったのですが、愛人に子供ができていたとの設定がロッキー新シリーズを生み出すキッカケとなったわけです。

 

愛人の子供=アドニス・クリードなのですが、アポロの奥さんは親に捨てられ孤児となっていたアドニスを探しだし、自分の子供として育てることになります。

アドニスがボクシングの道に進まないよう、大学を卒業させ、一流企業に努めさせるわけですが、生まれ持った血がそうはさせません。

ボクシングへの情熱が沸き起こる、アドニスはついに家をでることを決断し、会社をやめ、、コーチをしてもらうために、フィラデルフィアにあるロッキーのお店エイドリアンズに向かいます。(ちなみに、このレストランは実在します。)

 

予告編で流れている、3度目の対戦について質問しているシーンも布石になっています。(ロッキー3ではどちらが勝ったかは不明でしたが、これもロッキーの口から語られます。)

 

これが、前半までのあらすじですが、なぜ、この映画が作られたのか調べてみました。

 

ロッキー・バルボアの子供は、ロッキー・ザ・ファイナルで出てきたロッキーjrですが、当然、ボクシングをするようなキャラではないので、子供が後を継ぐいうのは不可能でした。

 

それでは、アポロに隠し子がいたとの発想を思いついたかですが、スタローンではなく、監督で原案ライアン・クーグラー(Ryan Coogler)です。

ロッキーの大ファンだったクーグラーの父親の影響で自信も感化され、ふと思いついたアポロに隠し子が居たとしたら?との、考えが発端と語っています。

 

この時、監督ライアン・クーグラーはショートフィルムなどを撮り、各映画祭で賞をとったりしていましたが、本格的な長編映画は撮影したことがなかったようです。

2013年に監督・脚本でフルートベール駅を公開し、カンヌ映画祭など様々な賞を受賞しています。ただ、ハリウッド映画のような大手映画会社が手がけたものではなく、9万ドル程度の制作費の作品となっています。(クリード チャンプを継ぐ男の制作費は3500万ドル)

 

どうやら、フルートベール駅の撮影前に映画関係者から、アイデアを求められたライアン・クーグラーは、ロッキーの親友アポロに隠し子がいて、ストーリーが展開していく話をした所、その関係者がシルベスター・スタローンの知人とのことで、合わせてくれることになったそうです。

 

その後、2012年7月ライアン・クーグラー監督はシルベスター・スタローンと会い、このアイデアを話しましたがその時は、映画を作るなどの話にならなかったようです。

 

しばらくすると、スタローンからお前の言っていた映画を作ろうと返事がかえってきたそうで、この時点ではフルートベール駅も撮影しておらず、長編映画を撮影したことのない状態でした。

 

スタローンは監督・脚本を新人のライアン・クーグラーに任せる事を決め、ロッキーの続編が作られることが決まります。

いくらアイデアが優れていたとは言え、なぜ、実績も何もないライアン・クーグラーに監督を任せる事になったのかですが、一節によると、自分の人生と重ね合わせたのではと言われています。

 

今では、ハリウッドスターですが、ロッキー1を撮影する前は、売れない俳優だったことは有名です。この時、シルベスター・スタローン(当時29才)はロッキーのアイデアを映画会社に売り込むも脚本だけならと言われますが、自身が主演にこだわり最終的にチャンスを掴み大成功を収めます。

 

今回、ライアン・クーグラー(当時27才)を起用したのも、短編映画を撮影するもチャンスに恵まれなかったクーグラーと、スタローンの若き頃を重ね合わせたのではと言われています。

さらに、スタローンとくクーグラーが出会った2012年7月に、一人目の妻との子供セイジ・スタローンが心臓発作により亡くなっています。

セイジ・スタローンも映画監督を目指していたようで、シルベスター・スタローンも自分の意志を継ぐはずだった息子が亡くなり、同時期に代表作であるロッキーの意志を継ぐ話がもってこられました。

運命を感じさせずにいられない話ではないでしょうか?

 

 

ロッキーファイナルで最後としていた、シルベスター・スタローンがシリーズ続編を新たな形でスタートさせ、そして、Creedの続編も示唆しています。

 

映画では、CREEDとROCYに起こるそれぞれの戦いが描かれているのですが、ロッキーが癌になり治療を拒むシーンがあります。この時、クリードは共に戦おうと語るシーンは、ロッキー3でアポロ・クリードがロッキーを奮い立たせるシーンと重なってきます。

 

所々に、ロッキーシリーズのオマージュがあり、特に、最後の試合での最終ランドは、音楽を始め、ロッキー1の名場面を思い出さずにはいられません。

 

唯一残念なのが、ロッキーがチョットお年寄りに描かれすぎているのが気になりましたが、スター・ウォーズも面白いですが、気になる方は絶対に見た方がいい作品だと思います。

 

ロッキー1~3を見てから、映画に行くとより楽しめる作品ではないでしょうか?

 

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